営業マンには成功を求めず、失敗を求めよう

5、6月になると思い出すことがあります。

それは以前、お手伝いさせていただいていた企業の新卒営業マンと話をしていた時のことでした。

彼は
「研修が終わって、営業部門に配属されましたが、営業という職種に嫌気がさしています。毎日、お客さんにはペコペコ、上司には怒られるばかり。何が楽しいのか分からないし、人生で役に立つとも思えない。自分のこの先のキャリアを考えると不安だけが募ります」
と言っていました。

まぁ、社会人あるあるかなと当時は思っていました^^;

実際、私もそうでしたし。

私なんて入社してから3年目くらいまで毎日失敗に次ぐ失敗、怒られてばかりの日々で「辞めたい」と思わない日がないくらいでした。

そしてようやく慣れて、安定的に結果を出せるようになってきたころ、声をかけてもらって転職しました。

転職の際、転職先の社長から「3ヶ月以内に良い結果を出せることを期待してるよ」と言われたものの、ここでもまた失敗を繰り返し、結果を出せず、翌年には給料が下がりましたw

当時は「俺ってダメなんだなー」「営業に向いていないのかなー」と本気で悩んでいました。

けれども今となってはその失敗談をもとにコンサルすると、意外と(?)評判がよく、当時の失敗のおかげで飯が食えています。

なので大川の場合は、新卒入社時に失敗しまくったこと、転職してから失敗して結果を残せなかったこと結果として「失敗」ではなかったのです。

また怒られる、叱られることも同様に若い時にだけ得られる経験でしょう。
私の場合、怒られ過ぎて「こうやったら人(上司)って怒るのか」とか「ここまで迫ると人(お客さん)は怒るのか」と人間の限度に踏み込む実験をしたこともありました(汗)
※これは今もやっていますが・・・w

人と人のコミュケーションって互いの限界に踏み込んでこそ、加減がわかるものと思っていて、「いい加減にしろよ」と言わせることを私は意識してました。
いい加減を「良い加減」と書くことが出来る通り、コミュニケーションの加減の結果、悪い方に触れると「いい加減にしろよ」になるのです。

コミュニケーションの良い加減を知るということにおいて、営業という職種はピッタリで、むしろ営業以上にコミュニケーションを学べる仕事はないのでは?と思っています。

私の体験談になってしまいましたが、失敗を語れるようになること、そして良い加減のコミュニケーションを取れるようになれるだけで、人生や仕事では十分にプラスになるはずです。

よって営業マンは営業という職種に就けたことをチャンスと捉えて、誰よりも多くの失敗を、そして突っ込んだコミュニケーションを取るべきです。
そうしなければこれからはWEBの方が情報を持つ時代なので、営業マンの価値は低くなってしまいます。

またマネージャーは部下である営業マンの失敗を赦し、繰り返さないための対策や改善を一緒に考えてあげてください。
さらには表面的な差し障りのないビジネス会話ではなく、相手が心を開く(もしくは気を悪くする)くらいの言葉のキャッチボールを推奨してあげてください。

またまた私の話になりますが、20代前半の私が偉そうに意見しても、筋が通っていれば赦してくれた(チャレンジさせてくれた)当時の会社の部長と課長のおかげで、今もどうにかなってます。

最初に配属された会社の上司の指導が部下の社会人人生を決めると言っても過言ではありません。その覚悟を持って、部下指導にあたりましょう。

追伸(感謝と謝罪)
S部長とK課長には感謝です!
一方でF君、ごめんなさい。貴方にとって私はかなりのダメ上司でした。

なんか、手紙みたいに締めになってしまいました^^;

ABOUTこの記事をかいた人

大川 直哉

株式会社エクレアラボ 営業担当 営業支援システム(SFA)メーカーを2社経て、エクレアラボの創業に参画。 システム販売だけでなく、ご依頼があればコンサルティングや研修講師を務めることも。 得意ジャンルは営業やマーケティングの失敗談。 「失敗の仕方をレクチャーしたら、クライアントはその方法だけは絶対にやらないようになるから少しは成功確率が上がる」と考えている。 学生時代は親の会社に入ろうと考えていたので、甘ったれな根性が染みついている。自身が大学生時代に親の会社が倒産し、世の中は決してぬるくなく、思い通りにいかないことを痛感。にもかかわらず甘ったれでボンボン気質が抜けないというのが周囲の評価。 趣味はJリーグ観戦。